ITproでは、プリンストン大学の研究グループが、電源オフのパソコンのDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)から暗号鍵を取り出し、暗号化されたHDD内のデータを解読できたと発表したと伝えています。
研究グループは、
DRAMは通常の動作温度帯で、マザーボードから取り外さなくても、数秒から数分のあいだデータを保持している。
と指摘しています。さらに、DRAMを冷却するとデータ保持時間が長くなるようです。
実際にMac OS X 採用のFileVault、Windows Vista用のBitLocker、Linux用のdm-crypt/TrueCryptでデータを解読できたとしています。
今後はこの件に関するセキュリティ対策も必要ですが、具体的な方策は見つかっていないようです。