「Aperture 2」に新しく備わったRAWデコードオプション「RAW 2.0」は、インスペクタまたはAdjustments HUDの「RAW微調整」領域で利用できます。
新しく読み込まれるイメージはRAW 2.0を使います (RAW2.0はすべての機種のカメラに対応しているわけではなく、引き続きRAW 1.1 を使うカメラもあります)。
既存のライブラリおよびプロジェクトにあるイメージは、自動的に RAW 2.0 に変換されるわけではありません。RAW 2.0 に移行すると、ほとんどのイメージの画質がよくなります。イメージを RAW 2.0 に移行する条件やタイミングに関するヒントは次の通りです。
RAW 2.0 は RAW 1.1 の改良版であり、ノイズやドット欠けの除去、「ホワイトバランス」コントロールが改良され、モアレによる縞模様補正や色相のブーストなどの新しい微調整設定や、新しい露出設定の復元とブラックポイントが使用できるようになりました。既存のイメージに対してホワイトバランス調整を行いたい場合は、RAW 2.0 が最適です。
すでにホワイトバランス調整を適用したイメージは、RAW 2.0 に移行後、場合によってはもう一度ホワイトバランス調整を行う必要があります。
変換するイメージが多数あるときは、多少時間がかかります。大量のイメージを一括で変換するより、必要に応じて変換する方が効率がよい場合もあります。
Aperture 2 では既存のイメージを RAW 2.0 に変換する必要はありません。RAW 1.0 と 1.1 a も引き続き使用できます。RAW 2.0 には優れた特徴がありますが、イメージを RAW 1.0 または 1.1 から RAW 2.0 に移行することで外観に変化が生じる可能性があります。したがって、お気に入りのイメージにすでに調整を加えている場合は、デコードを変更しないようにするのが最善の選択といえるでしょう。
via http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=307399-ja