Reutersでは、サムスン電子および韓国の消防が明らかにしたところによると、サムスン電子製のノートPCバッテリが溶解する事故があったと伝えています。
ソウル消防署によると、PCは枕の上で3時間半使用された後に発煙したということです。幸いベッドと床を少し焦がす程度に収まり大火事には至らなかったようです。
サムスン電子の広報によると、この問題を起こしたノートPCは2002年製造の「P10」モデルであったことを明らかにしましたが、これ以上の詳細を述べておらず、バッテリの製造業者も不明。広報担当James Chung氏は、事故の詳細について現在調査中であると述べるに留まっています。
以前のTsugawa.Tvの記事よりいくつか抜粋してみました。
Macbook – 製品起因で発火か?
執筆:07/07/25
昨年7月24日付けの経済産業省のニュースリリース「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」によると、2007年7月13日に神奈川県内において「MacBook13-inch MA472J/A」が火災事故を起こしたということです。
レポートの事故内容には「作業机で当該製品を使用中、起動後2時間ほど経過した頃、当該製品から火花が散り発煙したため、電源コードを抜いた。当該製品の下に置いてあった本が焦げた。現在、原因を調査中。」とあります。レベル的には「製品起因が疑われる事故」にラベル付けされています。なお、この経済産業省(商務情報政策局製品安全課製品事故対策室)の公表は「消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づく」ものだそうです。
iBook G4 および PowerBook G4 のバッテリー不具合問題が一段落していただけに、この手のニュースは少し心配です。
ソニーとアップル訴えられる、iBook ソニー製バッテリー発火事故をめぐり
執筆:2007/07/25
昨年4月に起こったソニー製リチウムイオン電池の発火事故をめぐって、Appleのノートパソコンを使用中にやけどをしたとして、大阪府茨木市の夫妻が、ソニーとアップルに慰謝料など約200万円の損害賠償を求める訴えを起こしたそうです。
このニュースは19:00からのNHKニュースでも取り上げられていました。
アップルのノートパソコンのバッテリーをめぐっては、昨日7/24付けの経済産業省のニュースリリース「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」においても、7月13日に神奈川県内で「MacBook13-inch MA472J/A」が火災事故を起こしたという報告がなされていました。なお、この神奈川県内の事故の製品が、ソニー製電池を使用しているかどうかは不明です。現在、原因を調査中だということです。
「iPhone」景気で業績好調ではありますが、迅速かつ徹底した安全確認と情報の公開が求められると思います。
Appleでは、引き続き「iBook G4 および PowerBook G4 バッテリー交換プログラム」を実施しています。あなたのMacノートのシリアル番号を今一度ご確認ください。大惨事を防ぐことになるかもしれません。