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Notes搭載でビジネスにも強みが発揮されるデバイスに

「iPhone」をビジネスツールとして利用したいユーザーに朗報

「iPhone」の弱点は、MicrosoftのExchangeサーバやIBMのLotus Notesなどの電子メールパッケージへのサポートが欠如していることが挙げられますが、Macworld UKでは、American Technology ResearchのアナリストShaw Wu氏によると、ベータテストを過去数ヶ月に渡り行なってきた結果、来週3月6日のイベントでこれらへのサポートが発表される見込みであると指摘していると伝えています。
【Tsugawa.Tv’s Vision】
「iPhone/iPod touch」のIBM Lotus NotesやMicrosoft Exchangeへのネイティブ対応はかなり前から話題になっていました。実際にIBMは相当前に、自前で、「iPhone/iPod touch」対応版ネイティブLotus Notes(Lotus Notes mail for the iPhone:電子メールパッケージ)を開発済みだったようです。一部情報として、フロリダ州オーランドで今年1月21日から開催された「Lotusphere」カンファレンスで正式発表される予定でしたが、直前にAppleからストップが掛かったという噂もあります。AppleとしてはSDKの正式リリースと同時か、またはリリース以降に発表して欲しかったようです。
しかし、現状でもいくつか便利なソフトが出ています。例えば、PocketMacの「PocketMac GoBetween for Lotus Notes」(シェアウェア24.95ドル)を使えば「Lotus Notes」のデータを「iPhone」と同期できますし、米HyperOfficeが公開した「HyperOffice」を使用すれば、「iPhone」でOutlookのメールをワイヤレスに受信でき、Microsoft ExchangeやOutlookのサーバを利用して、ダイレクトにメール送信することも可能になります。
Appleが正式にこれらの機能をサポートすることで、「iPhone」のビジネスフォンとしての基本的な機能や利便性が備わり、法人向けのさらなる契約拡大にもつながると思われます。