Mac Rumorsでは、シティグループのアナリストRichard Gardner氏が、台湾の複数のエレクトロニクス関連企業を一通り調査した結果、3G(第3世代)モバイルネットワーク技術に対応した3G版「iPhone」について、第2四半期中に発表されるだろうと指摘していると伝えています。これが正確な情報であるとすれば、2008年4月〜6月中に登場することになります。
昨年Appleのスティーブ・ジョブズCEOは、「iPhone」を3Gチップセットに対応させるとバッテリ寿命が非常に短くなってしまうことやチップセットの占有面積が大きいことなどの大きなトレードオフが生じると述べていました。
しかし、最新のワイヤレス・チップセット技術は、消費電力に関する問題を解消しつつあるようです。
また、米国で「iPhone」を提供している携帯キャリアAT&Tは、今年1月後半に、「iPhone」のビジネスプランを発表し、また2月初旬には2008年内に大幅に3G対応ネットワークを拡張させると発表しており、米国での受け入れ態勢も整いつつあるように思えます。
Appleの共同設立者であるSteve Wozniak氏は、現在シドニーで開催されている「Broadband and Beyond」カンファレンスで講演中、米国のAT&Tのストアに並んでいる携帯電話の半分が3G対応なのに、「iPhone」は3Gへの対応に遅れをとっており「正直言うと、失望している」と述べました。また同氏は、私の持っている3G携帯電話は3G非対応の携帯電話と同じくらいバッテリがもつ。バッテリだけが問題なのではないと思うとも言及しています。