すでに報じた通り、第5回サムスンモバイルソリューションフォーラム2008(台湾)において、Samsung(サムスン電子)が、MLCを採用した256GBの2.5インチSSD(ソリッドステートドライブ)を開発したと発表しました。この魅力的なSSDは、1秒当たりの読み出し速度(シーケンシャルリード)が200MBps、書き込み速度(シーケンシャルライト)は160MBpsで、同社の128GBタイプの2倍以上の速度であり、もっといえば、一般的なHDDと比較すると2.4倍の速さを実現できるということです。9月にはサンプル出荷され、年内には量産される見込み。第4四半期中には1.8インチモデルも出荷が予想されているようです。
今回開発が発表されたMLCベースは、SLCベースと比較して速度や信頼性で劣るとされてきましたが、独自開発のコントローラ・テクノロジにより障害を克服したとのこと。消費電力:0.9W(アクティブ時)、SATA(3Gbps)対応、厚みは世界最薄の9.5mm。
同社は、調査会社のマーケティングを引用し、2012年までには、ノートPCの35%がSSDを採用するだろうと言及しました。