Ars Technicaでは、AppleがIntel社のAtomプロセッサを採用するかどうかについてIntel社が口をつぐむなか、Netkasより得たアイデアをもとに、匿名情報源から得られた情報によって、AtomベースのシステムにLeopardを搭載してベンチマークが得られたと伝えています。
情報源は、明らかに公表されていないAtomシステムの情報をつかんでおり、「PC_efi」と呼ばれるソフトウェアを使用することでベンチマークが取得できたとしています。
Xbenchのスコアは、Mac mini G4で平均値46.87、QS PowerMac G4で同44.33となり、また、現行の Core 2 Duo搭載のMacBookでは93.35になりました。
結果的に、数値的にみると、ウェブ・サーフィンやE-メールチェック、iTunesでの音楽鑑賞、軽めの書類編集ができる程度のもので、驚くようなことは何も無かったようです。AtomシステムでLeopardを搭載することはできましたが、AppleがAtom向けのデバイスに興味があるかどうかは不明。現状では、ARMベースのプロセッサの方がパフォーマンス的にも消費電力的にも明らかにアドバンテージがあるようです。
【Tsugawa.Tv’s Vision】
0.6〜2.5ワットでは携帯電話への搭載は無理。ただ、ダイ(半導体本体)のサイズは25平方ミリと非常に小さく、ニーズに合わせて最大 1.8GHz まで動作速度を高めることが可能で、しかも、ハイパースレッドをサポートしているので、現在Macに使用されているCore 2 Duoと完全に互換性があります。
これが、噂になっている「タブレットMac」に採用される可能性は無いとは言えません。