新しい「iPhone」は、6月9日から始まる「WWDC」(Apple社恒例の世界開発者会議)にあわせて発表されるとする見方が濃厚な中、9 to 5 Macでは、今日発表されたドイツ半導体メーカーInfineon Technologiesの業績下方修正をみていると、3G「iPhone」のリリースが若干遅れるかもしれないと指摘しています。
同社は下方修正した理由として、Nokiaへコンポーネントを供給するプロジェクトに遅れが生じたことを挙げており、さらには、高速インターネット対応携帯向けHSDPAチップの供給プロジェクトに関して受注が当初の予想を下回ったことに言及しています。これから見えてくるのは、Appleの3G「iPhone」が、当初の予想を下回るボリュームでの出荷ということだと指摘しています。
投資調査会社UBSのアナリストNicolas Gaudouis氏によれば、この業績下方修正は、次世代「iPhone」の見込み数が変わった事からくるものであると指摘おり、また、JP MorganのアナリストSandeep Deshpande氏も、Appleの「iPhone」出荷プランが変更されたことが原因であると言及し、Appleが新モデル「iPhone」について最初の出荷数を減少させていることを示す可能性があるとしています。