まもなく日本市場での発売発表が予想されているAppleのスマートフォン「iPhone」について、Wireless Watch Japanでは、同デバイスは、NTTドコモ(以下ドコモ)ではなくソフトバンクモバイル(以下SBM)から発売されるだろうとの見方を伝えています。
記事によれば、SBMを選択すればMVNO(仮想移動体通信事業者)としての参入が見込め、自前の音楽やビデオ販売に関して何ら障害が生じないであろうと指摘、W-CDMAに対応した3G「iPhone」は、SBMの3Gでの使用に問題も無く、また、SBMは日本で3番目のモバイル通信会社であることからのキャパシティの余裕も魅力のようだと言及しています。
いずれにせよ、日本市場への「iPhone」投入プランについては、6月9日からはじまるWWDC 2008にて何らかのアナウンスが期待されています。
【Tsugawa.Tv’s Vision】
Tsugawa.Tv では、過去数度に渡ってドコモかSBMかについての考察を重ねてきましたが、どちらの可能性も捨て切れず、五分五分の見方をしてきました。日本でもっともメジャーなモバイル通信会社であるドコモはやはり常に一番手に挙げられてきましたが、SBMと比べるとプッシュが若干弱いとの観測もありました。つまりは受け身であり攻めの姿勢ではないように映ることが多かったように思います。一方のSBMは、Appleスティーブ・ジョブズCEOと孫正義代表との個人的な繋がりもあり、また条件面でもApple側の意向(上納金など)をなるべく取り入れるなど相当プッシュしていたようです。昨年末にはSBMの幹部がたびたびApple本社に出向いていたとの情報もあります。