単位面積当たりの記憶容量は業界最大、256GB以上の大容量SSDを可能に
米Intel(インテル)と米Micron Technology(マイクロンテクノロジー)が、米国時間5月29日、業界初となる34ナノメートル製造プロセスによる32GビットのNAND型フラッシュ・メモリーを発表しました。
この34nmの32Gビット製品は、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)への応用を念頭に置いて開発されました。この製品により、コスト効率よく、即座にSSDのストレージ容量を倍増でき、また、現在標準的な1.8インチ・ハードディスク(HDD)スロット用のSSD容量を256GB以上に増大できます。SSDには、HDDに比べ消費電力の低減、起動時間の短縮、信頼性と性能の向上、ノイズの低下などの特長があり、ノートブックPCの新しい記憶媒体としても注目を集めています。今回の34nmプロセスに代表される革新的なNANDプロセス技術により、市場で求められる様々な容量のSSDを提供できるようになります。
40nm以下の製造プロセスによるNAND型フラッシュとしては業界初。両社の合弁企業IM Flash Technologies(IMFT)が製造を行い、サンプル出荷は6月、製品の量産は2008年下半期に開始する予定。