Webに関するトラフィック解析サービス米Net Applicationsの5月のOSやブラウザ統計調査によると、オンライン・ユーザのApple Mac OSのシェアは4月の7.38%から大きく数字を伸ばして、過去最高となる7.80%に、また「Safari」のシェアも4月の5.81%から大きく上昇し過去最高の6.22%を記録しています。
Mac OSの内訳はMac (Intel) が 5.0%、Mac (PPC) が2.80%で、IntelベースのMacが初の5%台に乗っています。Intel Macのシェアはここ1年で2倍以上になっており、マシンの買い替えや導入が順調に進んでいることを示唆しています。
一方のWindowsOSは4月の91.64%から5月は91.17%に減少。
ほかに見逃せないのがAppleモバイルの動向で、「iPhone」のシェアは4月0.15%から微増して過去最高の0.16%に、「iPod touch」のシェアは前月と同じ0.03%なっています。ただ、「iPhone」については、米国および英国でのネット販売分が売り切れており、新モデル発売まではフラットな推移になる見込み。
ウェブブラウザのシェアについて、トップはMicrosoftのIEで73.83%(4月73.83%)、2位はFirefoxで18.37%(4月17.76%)、3位がSafariで6.22%(4月5.81%)、以下Opera 0.71%(4月0.69%)、Netscape 0.62%(4月0.56%)、Mozilla 0.08%(4月0.16%)と続いています。「Sfari」と「Firefox」が「IE」からシェアを奪う構図はここのところの定番。IEはこの1年で6%近くシェアを落としています。
*これらのデータは、Net Applicationsにより、およそ40,000のウェブサイト(主としてe-コマースサイトや法人サイト)から収集されたデータの統計です。
*同社は以前、Windowsの数字は、MacのWindows仮想化利用がわずかに貢献している可能性があると指摘しています。