(株)アクト・ツーは、2008年6月2日 (月) に「VMware Fusion」の最新アップデータ 1.1.3 を公開したと発表しています。
「VMware Fusion」は、MacとWindowsを同時に起動しひとつのデスクトップ上で複数のOSを操作することを可能にするソフト。バージョン 1.1.3は、多くの問題を解消したメンテナンスバージョン。
VMware Fusion 1.1.3 で解決された問題
- Boot Camp パーティションにインストールされた Windows Vista SP1 を VMware Fusion(フュージョン)から利用する際に、アクティベーションを再度求められる問題を問題を解消しました。
- Linux のゲストOSにおいて、HGFS のマウント失敗を引き起こす問題を解消しました。
- 従来のバージョンでは、Traditional Chinese(繁体字中国語)と Simplified Chinese(簡体字中国語)を識別していなかったため、言語環境をどちらに設定しても、Fusion(フュージョン)は Simplified Chinese(簡体字中国語)のインターフェイスを提供していましたが、バージョン 1.1.3 では、この2つの中国語システムを認識し、指定することが可能になりました。
- Simplified Chinese(簡体字中国語)のオンラインヘルプが更新されました。
- VMware Fusion 1.1.1 は、Apple のバグ 5679432(バッファリングしない I/O が使用されているときに大きなディスク負荷がかかると Mac OS X がハングアップする)に対する回避方法を組み込んでありました。そのバージョンの Fusion(フュージョン)は、ユーザが Fusion(フュージョン)の環境設定において「Mac OS アプリケーションのパフォーマンスを最適化する」を選択しても、Mac OS X 10.5 において、バッファリングしないディスク I/O を無効にしていました。このバグ(5679432)は Mac OS X 10.5.3 において解消され、従って、VMware Fusion 1.1.3 では、Mac OS X 10.5.3 以降の場合には、上述の回避方法を取らない仕様になっています。
もともと Fusion(フュージョン)ではない製品で作成された仮想マシンが“仮想デバイスサウンドに接続できません”というエラーに遭遇する問題を解消しました。
インストール方法について
- VMwareFusionのプログラムを終了した状態で、日本語版インストーラを起動させてください。
以前のバージョンをアンインストールする必要なくアップデータ可能です。
※ アップデータダウンロードには、製品のライセンスキーの入力が必要。 全国の家電量販店、Apple Store、ベクターストア、アクト・ツーストアなどで購入したユーザは無償でダウンロード可能。