Macworld UKでは、Mac OS X 10.5.3 環境下でネットワークボリュームにファイルを保存する際にエラーが生じると問題になっており、具体的には、Adobeの「Photoshop」や「InDesign」といったCS3のソフトで保存されたファイルがネットワーク経由で開く事ができず、10.5.2へOSをダウングレードするか、「Save」ではなく「Save As」で保存すればバグを回避できるようだと伝えています。
ネットワーク経由のバグについては以前も問題になったこともあり、その時は、Adobeは、AppleがAppleShareコンポーネントに変更を加えたのが原因であるとし、Appleを非難しました。
【Tsugawa.Tv’s Vision】
AppleとAdobeは、最近では、「iPhone/iPod touch」のFlashテクノロジ未対応を巡って対立するなど、長年のパートナーシップに少し温度差が見え始めているようにも思えます。「iPhone」に関しては、昨年の6月デビュー以来、モバイル版ブラウザSafariがFlash Playerに対応していないため、ネット上で配信されているほとんどの動画を見れないという制限を受けており、Adobeはこれを強く非難したとされています。
今回のリモートサーバで生じるファイルバグについては、いまのところApple、Adobe両社ともに正式なコメントや対応をしていないようです。
【UPDATE 2008-06-05】
AppleInsiderでは、開発者向けにシードされたLeopardの4番目のアップデートとなるOS X 10.5.4 の初ビルド (build 9E6) について、最近リリースされた420MBもの容量であったv10.5.3とは対照的にファイルサイズがわずか55MBであったと伝えています。
情報に詳しいデベロッパによると、現状での既知の問題はリストされていませんが、 iCal、デジカメレコーディングサポート、AirMac経由でのLEAP接続、HTTPヘッダ欠如の問題などが修正されるようです。
このなかでは、不満が噴出していた「InDesign」や「Photoshop」などのCS3のソフト使用時に、リモートサーバで開いたファイルをローカルに保存しようとすると正確にセーブできないなどのバグが生じていた件についても修正が施されているとのこと。