FujiSankei Business i では、日本での「iPhone 3G」リリースを「黒船襲来」になぞらえ、鎖国市場に「iPod」が再来したと掲載し、業界のリアクションを伝えています。
シャープ 長谷川祥典 常務
われわれは『メール文化』を持つ日本市場に根ざした端末をつくってきた。アイフォーンが入ってきても勝ち抜く
パナソニックモバイル 瀧川裕 商品企画グループ総括参事
大きな脅威になるかもしれない。アイフォーンに負けない進化形を消費者に示す必要がある。「iPod」の時は、その脅威は分かっていたのに、対抗できる商品を作れなかった
NEC 山崎耕司 モバイルターミナル事業本部長
(「ワンセグ」の視聴や財布代わりに使える電子マネーなどの機能を備えていないことから)「iPhone」の日本でのシェアは1けた台にとどまるのではないか
業界関係者
若い世代が手軽に手が出せる価格設定になる。しかし、パネル操作は両手で携帯を持つ必要があり、ボタン入力も慣れが必要。女子高生がつり革につかまりながら、片手でメールを高速入力する日本の“ケータイ文化”には受け入れられない
2007年度の携帯電話国内出荷台数シェアの首位はシャープで25.1%、2位に松下電器産業(14.5%)、3位富士通(11.7%)、4位東芝(10.1%)、5位NEC(9.1%)、6位ソニーエリクソン(6.3%)。
ここにAppleがどのくらい食い込んでこれるか。