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Adobe CEO「iPhone向けFlashの開発はまだ初期段階だ」

MacNNでは、Adobeの2008年度第2四半期決算発表の質疑応答の場において、シャンタヌ・ナラヤン社長兼CEOが、「iPhone/iPod touch」に搭載されているモバイル版「Safari」向けFlashプラグインについて、現在のところまだ開発の初期段階であるが、今までの社内での結果には満足していると述べたと伝えています。
これによると、Adobeは、テスト環境下にてSDKエミュレーション上で動作するバージョンを既に開発しており、今後「iPhone/iPod touch」といったデバイス向けに環境を移管して、うまく動作するように調整していくとのこと。
Appleは、今まで「iPhone」のバッテリ消費量を盾にして、デスクトップ向けのFlashテクノロジを「Safari」に対応させることを拒み続けています。
このAdobeの動きの一方で、Appleは平行して「SproutCore」と呼ばれるオープンソースのJavaScriptフレームワークの開発を押し進めており、これは、JavaScriptベースの「SproutCore」を使うことで、ブラウザでプラグイン無しでもインタラクティブな実行環境が提供されるというもの。
ある意味FlashやMicrosoftのSilverlightに縛られることのない、制約の無い環境を求めているように見えます。