Appleの低価格「iPhone」の裏に日本ゲームメーカーの戦略が見えた
AppleInsiderは、米証券大手モルガン・スタンレーのアナリストKaty Huberty氏のレポートによると、Appleの低価格「iPhone 3G」の関連サービスおよびソフトウェアのプロダクトサイクルと高利幅収益は、任天堂のゲーム販売戦略に類似しており、両社のビジネスモデルには多くの類似点が見られると伝えています。
同氏は、控えめな試算としながら、Appleは「iPhone」1台あたり平均して550ドルの収益を挙げることが可能で、例えば「iPhone」購入者の8.5パーセントが年間99ドルのオンラインサービス「MobileMe」に加入し、2人に1人はApp Store(アップ・ストア)から1年に1つのアプリを購入するだろうと言及しています。また、時間が経つにつれて、「iPhone」関連のソフトウェアとサービスにより高い売り上げとマージンの可能性があるとも付け加えています。これらは任天堂のゲーム販売戦略と似ている部分が多いとも言えるようです。
Appleの「iPhone 3G」の世界シェアについて同氏は、2007年のスマートフォン市場で3%だった割合が、2009年には12%にまで拡大するだろうとの見方を示しています。