Apple News | Tsugawa.TV

OpenCLの標準化と新型GPUで机の上にスパコン

WIRED VISIONでは、少数のゲームを除き、ほとんどのアプリがGPUの性能を上手く利用できるように作られていないなか、業界コンソーシアムKhronos Groupの新たな作業部会Compute Working Group (CWG) において、Appleが提案する「OpenCL」(Open Computing Language) を候補として検討することを発表した件について、ハードウェアにとらわれない並列コンピューティング・プログラミング向けの世界標準を目指したものであり、開発者たちが待ち望んでいるものだと伝えています。
CWGの組織編成には、AMD、Nvidia、ARM、IBM、Nokia、Motorola、Samsungなどの企業が参加しています。
NVIDIA新型GPU「GeForce GTX 200」シリーズやAMDの「Radeon HD 4850」「Radeon HD 4870」などは、ユーザーのコンピューターの使い方や使う目的にまで影響を与える可能性があるとされ、圧倒的な演算性能が安価で入手可能なことからも、これらを搭載したデスクトップパソコンがスパーコンピューターのような性能を発揮するかもしれないと伝えています。
OpenCLの標準化により、GPUのプロセッサパワーを一般的なアプリからも活用できるようになることから、将来的には幅広く使われるようになると思われます。