AppleInsiderでは、電子機器マーケット分析会社iSuppli (アイサプライ) の調査によると、「iPhone 3G」に搭載されているパーツでは、Infineonの3GチップセットやBroadcomのGPSユニットが新たに導入されたものの、Samsung製プロセッサやフラッシュメモリなど多くのパーツは初代「iPhone」のものと一緒であり、「iPhone 3G」8GBモデルのパーツ代と組立費は、初代「iPhone」の226ドルより53ドルも安くなって173ドルと見積もられていると伝えています。
Qualcommや他の3Gライセンスに対する使用料の45ドルは避けられないものの、割引前の価格を499ドルと仮定すれば、「iPhone」1台あたり281ドルの利益が上がることになり、これは利幅が56%以上にもなることを意味します(出荷代や梱包代、販売費用は除く)。また、16GBモデルでいえば、原価がわずか23ドル増すのに対し販売価格が100ドルも高いので、より収益率が上がるとのこと。
iSuppliによると、Appleは今後も「iPhone」のコストを低減させていき、2009年までには今回見積もられた1台173ドルから148ドルにまで原価を落とせるだろうとし、利幅をさらに上昇させるだろうと指摘しています。