AppleInsiderでは、ConnexitiのサプライチェーンアナリストRichard Davenport氏によると、1月21日に発表されたAppleの好調な決算発表は、ポジティブなデータではなく、むしろ過度の否定的な見方によって導き出された変則的なデータであると述べたと伝えています。
しかし、否定的サプライチェーンデータに対して相対的な強さを示したともいえ、Appleの株価も大きく上昇しました。
同氏は多くのPCサプライヤーが売上低下や悲観的な状況を示し、Macも販売台数が伸び悩むなかで、コンシューマ市場でAppleほどのブランドに欠けるDellとHPは、法人向けからの収益に苦しみ、業績は市場予想よりも大きく落ち込むだろうと指摘しています。
先の見えない不況のなか、Appleは、iMacとMac miniのアップグレード、さらにMac OS X Snow Leopard のリリースも控えているなど、プラスへ導くためのいくつかのカードを保持しています。
Appleピーター・オッペンハイマーCFOは、第２四半期の業績に対して強気の数字を提示しましたが、株価や市場へのアピールだけではなく、低迷するPC市場でのAppleブランドの強さを誇示する意味もあったのかもしれません。