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iPod好調の陰にMicrosoft Zuneの不振アリ

未曾有の大不況のなか、Appleは2009年度第1四半期に過去最高の22,727,000台の「iPod」を販売しました。これは市場アナリストの予想を超える好成績であり、さらには前年同期と比べ、3%の販売台数増ということになります。
一方、iPodの姿を追いかけてプロジェクトがスタートしたMicrosoftの素敵なミュージックプレーヤー「Zune」は、このホリデーシーズンに急激な販売不振に陥り、同四半期中に1億ドルの収益減 (-54%) を計上。XboxなどのゲームやWindows Mobileを含むエンターテーメント & デバイス (E&D) 部門の収益を60%も悪化させる原因となりました。


AppleInsiderでは、Appleの成功の要因は、ユニークさと使い易さの同居に対する同社の取り組みと姿勢にあると指摘しています。
iTunesと連動させることで確固たる地位を築いてきたiPodのシェアは70%以上を占め、さらには、ゲームやApp StoreとリンクさせたiPod touchの好調な売れ行きは特筆すべきことでもあります。

Microsoftは、1月22日、5,000人の従業員を削除する計画を発表しており、その削減対象となるのがZuneプラットフォームを抱えるE&D部門になるとの見方が強いようです。
一時は「Zune Phone」などという希望を感じさせる噂も出ていましたが、Appleの「iPod+iPhone」ブランドに大きく水をあけられたばかりか、その存続さえも危ぶまれる状況となってしまいました。