Appleから、ライブエンコーディング用ソフトウェアのアップデート「QuickTime Broadcaster 1.5.3」がリリースされています (1.03MB) 。
QuickTime Broadcaster 1.5.3 での変更点
QuickTime Broadcaster 1.5.3 では、ブロードキャストをディスクに記録する際のオーディオ/ビデオの同期が改善されています。
「QuickTime Broadcaster」とは、標準規格に準拠したアップルのライブエンコーディングソフトウェアで、インターネットや高速移動体ネットワーク経由で配信するプロ品質のライブイベントを、素早く、簡単に、低コストで制作できます。
システム要件
• Mac OS X v10.4.10 以降、または Mac OS X Server v10.4.10 以降
• 400 MHz G3 プロセッサ以上の高速なプロセッサ(H.264 方式での配信には Power PC G5、または Intel プロセッサを推奨します。)、および FireWire ポート
• 256 MB 以上の RAM
サポートされているビデオソース
• DV オーディオ、ビデオの Firewire 出力を搭載した DV カメラ
• iSight カメラ
• FireWire 対応のアナログ – DV コンバータ(Sony メディアコンバータなど)
サポートされているオーディオソース
• FireWire 経由の DV オーディオ
• USB オーディオ(Griffin iMic など)
• 内蔵オーディオ
QuickTime Broadcaster 1.5 の新機能
• H.264(MPEG-4 Part 10 ビデオ)によるライブブロードキャスト
• マルチメディア携帯電話向けライブブロードキャスト用の、3G ストリーミングに対応
• 640×480、30fps のビデオストリーミング性能が劇的に向上
• 3GPP、ISMA(Internet Streaming Media Alliance)など、対応する標準規格を追加
QuickTime Broadcaster の機能
• ISO 準拠の MPEG-4 オーディオ(AAC LC)と MPEG-4 ビデオ(MPEG-4 Part 2)のブロードキャストに対応
• 簡易 VOD 機能として、ハードディスクにライブブロードキャストを自動的に保存し、(「ヒントトラック」を作成することで)ストリーミング用、ストリーミングサーバ経由での即時配信用、およびライブイベント後のオンデマンド配信用にライブブロードキャストを準備可能
• 基本画面では、一般的な構成のブロードキャスト用プリセットが用意されているため、簡単にブロードキャストの作成が可能
• 拡張画面では、作成したカスタム設定の保存および共有が可能
• QuickTime Streaming Server との併用により、大規模な視聴者向けの簡易ブロードキャスト、遠隔管理などに対応