米AT&Tが1月28日に発表した2008年第4四半期決算について、同社が提供するAppleのスマートフォン「iPhone」のアクティベート数が190万を超え、さらに「iPhone」から得られるデータ収入が好調なことから、同社ワイヤレス部門の業績を後押ししているとお伝えしましたが、Reutersによると、ワイヤレス部門の売上高は堅調だったものの、実質的には「iPhone」のサポート関連費用がかさみ、同社の利益を引き下げる原因になったと伝えています。
これによると、AT&Tの当期業績について、合併関連などの一時項目を除いた1株当たり利益は前年同期の0.71ドルから0.64ドルに減少しており、「iPhone」の単独サポートを得るために支払っている関連費用が利益を0.07ドル押し下げたと指摘しています。
つまり、「iPhone」のサポート関連費用が想定内に収まっていれば、前年同期並の利益が確保できたといえるわけであり、AT&Tの第4四半期減益の一因として挙げられているようです。