FORTUNEでは、3週間前にRBCキャピタル・マーケッツの敏腕アナリストMike Abramsky氏が、Appleの株価ターゲットを125ドルから70ドルにまで引き下げたのはまったくの見当違いであって、株価はその後の3週間で27.5%も上昇して100ドルに迫る勢いだと伝えています。
このような誤ったアナリストの見通しや、Appleスティーブ・ジョブズ氏の長期離脱のニュースなどもあり、株価は一時78.2ドルまで下げましたが、1月21日にAppleが発表した第1四半期の業績結果が市場の予想を上回ったことで、ウォール街が好感して株価は上昇に転じました。
先週末終値の時点で、Appleの株価は99.72ドルとなっています。
しかし、今後のAppleに対する市場の見方は厳しく、多くの市場調査会社やマーケット・アナリストたちは今週末、「最盛期は過ぎ、いいニュースは出尽くした」などと指摘しています。
しかしながら、Appleへの長期的投資家たちが、これまでに多くの報酬を享受されてきたことは確かであり、 例えば、2003年の安値から2007年12月の高値までの利得が3,090%であったことは注目すべき事柄です。
また最近、Appleは過去5年間において、1年あたり40%の年率で成長している企業として、「米国で急成長する企業リスト」で上位にランクされました。