iPhone／iPod touchの高速画像処理テクノロジが訴訟の対象に
Macworldでは、AppleのiPhone／iPod touchのスクリーン表示処理技術に対して、英Picsel Technologies（ピクセル・テクノロジーズ）が訴訟を起こしたと伝えています。
Nixon Peabody LLPという弁護事務所から米デラウェア地区連邦地方裁判所に提出された起訴状によると、Picsel Technologiesは、iPhone／iPod touchのレンダリングプロセスが同社の特許を侵害していると主張しており、具体的には、ディスプレイ表示の更新プロセスを加速する技術が問題視されています。
同社によれば、同社の保持する特許技術を使用しないとスクリーンのアップデート（更新）が高速化できないとされており、ドキュメントやWebサイト、画像のズーム機能や回転エフェクトなどがスムーズに行えないと言及されています。
Picselによれば、同社の技術は、KDDI、Motorola、Nokia、NTTドコモ、Palm、サムスン電子、Sonyエリクソン、Sharpなどを含む世界有数の携帯電話メーカーで使用されており、同社の製品が搭載された出荷台数はすでにトータル2億5,000万台以上にのぼるとのことです。
Picselは、Appleに対して故意による特許侵害を裁判所に申し立て、損害額の3倍の賠償額を求めています。