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「iPhone」検索トラフィック – Googleトレンドでライバルと比較

検索トラフィック動向を広く多面的に把握するGoogleのツール「Google トレンド」を使えば、例えば「iPhone」というキーワードが、Googleでどれだけ検索されているかという世界全域の検索トラフィック平均をグラフで見ることができたり、グラフが大きな動きを見せた当時の関連ニュースを確かめることもできたりします。

FORTUNEでは、Appleの「iPhone」とそのライバル、Palmの「Palm」、Research in Motion (RIM) の「BlackBerry」、Microsoftの「Windows Mobile」、Googleの「Android」という複数の単語について、それらの検索トレンドを比較するグラフを掲載しています(Google トレンドでは、コンマ区切り検索で複数単語のグラフ比較が可能、実際にこちらで確認できます)。

「iPhone」のグラフの尖頭(ピーク)のタイミングは明白で、 2007年6月29日は初代「iPhone」の発売開始日で、2007年9月6日は価格を200ドル値下げした日(iPod touchを含む新しいiPodファミリーが発表された日でもある)、2008年6月10日は「iPhone 3G」を発表した日、2008年7月11日は「iPhone 3G」の発売日であり、それぞれ検索回数が大きく跳ね上がっているのが確認できます。
さらにおもしろいのは、逆境さえもAppleの見方をしていることで、2007年1月9日のMacworldで初代「iPhone」が発表されましたが、実際に検索トラフィックが急上昇したのはその2日後、シスコがAppleを「iPhone」の商標権侵害で提訴した日になっています(その後、2月21日にシスコとAppleは「iPhone」商標を使うことが出来ることで合意)。
一方のライバルRIMやPalmは、「BlackBerry Storm」や「Palm Pre」の発表がありましたが、グラフ上で大きな変動は確認できません。

Googleトレンドを使っていろいろなキーワードのトラフィック傾向をグラフ化して比較してみるのは非常におもしろいですが、Appleのスティーブ・ジョブズ氏とMicrosoftのビル・ゲイツ氏の比較などは興味をそそられる比較のひとつだと思います。