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新しい「17″ MacBook Pro」の分解から分かること

バッテリの取り外しは簡単、近いうちにDIYキットとして入手可能か

AppleInsiderでは、iFixitが、今週一部で届き始めた新しい「MacBook Pro 17インチ (2.66GHz) 」の詳細な分解写真を掲載していると伝えています。

今年のMacworldで初披露されたこの新しいユニボディ採用の17インチモデルは、1回の充電で最長8時間駆動するバッテリ(最高1,000回充電可能)が直接コンピュータに組み込まれているのが特徴で、バッテリサイズが前モデルに比べ40パーセント大きくなっています。
バッテリが完全に組み込まれる設計のため内部コンポーネントはしっかりネジ止めされていて、(Appleの説明では)メモリやHDDはユーザが交換可能な仕組みになっているもののバッテリはAppleサービスプロバイダによる交換が必要になるとされています(通常の交換費用は179ドル : 19,800円)。

底ブタは2種類の長さの異なるフィリップスネジ (+) 10本 (3mm×7本 + 14mm×3本) で固定されています。ゴム足は薄い黒の幅広タイプを採用。
カバーを外すと別の3個のY字型ネジが薄くて長いバッテリをユニボディ本体に固定しています。このY字型ネジは2mm程度の小型フラットヘッドドライバで取り外しが簡単にでき、Appleがユーザ自身では交換が困難と指摘していたバッテリはすんなり取り外すことが可能。
バッテリは「MacBook Air」のものによく似ていて、型番は「#A1309, 7.3V 95Wh (12820 mAh) 」、重さは約20.1オンス(約570グラム)でマシン全体の重量の20%を占めるとのこと。
iFixitの指摘によれば、近いうちにサードパーティ製バッテリがオンラインストアなどで入手できるようになるだろうということです。

バッテリの右横にHDDがあり、黒のプラスティック製HDDブラケットは小さな2つのネジで止められています。ネジを外して白のプラスティックタブを引っ張ればHDDを取り出せますが、シリアルATAケーブルに注意が必要です。搭載されているHDDは日立製320GBで、型番「HTS543232L95A02 SATA」。
メモリスロットはバッテリの上のマシンセンター部分に設置されていて、底ブタさえ外せばすぐにアクセス可能。2つのスロットにはそれぞれ、2GB 1066MHz DDR3 SDRAMがプリセットされています。
また、Bluetoothボードはディスプレイ部分から切り離されて光学ドライブの右手奥 (ヒンジ横) に移動しています。BluetoothチップはAnatel製で、型番「BCM93046MD MINI 003WWA080264 FCC iD:QDS-BRCM1037」。

プロセッサは、Intel製「Intel 5831C024 SLGEL AV80576T9550 2.66GHz / 6MB L2キャッシュ / 1066MHz bus」、グラフィックスはNVIDIA GeForce 9600M GT (NVidia L901B138 0902B3 PB9487.000 MCP79MXT-B3)、および NVIDIA GeForce 9400M (NVidia 50N3BF 0850C1 NK6791.S1W NB9P-GS-W2-C1) を搭載しています。