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Mozilla – OSC 2009プレゼン資料を公開、Thunderbird 3 やFirefoxのこれからについて

Mozilla Japanが、先週開催された「オープンソースカンファレンス 2009 Tokyo Spring」において、20日に2つ行ったMozilla関連の講演資料を公開しています

1つ目の講演「先取り Thunderbird 3」は、Thunderbird 3 に高速な全文検索エンジンGlodaが搭載されることでメールの管理法が変わるという内容で、2つ目の講演「Firefox NEXT」では、これからのWebを支えていくプラットフォームをMozillaがどのように提供していくのか、同社の「Firefox 3.1」や「Mobile Firefox」といった製品の機能や技術について述べられています。

Thunderbird 3 では、ユーザの代わりに Thunderbird が全自動でメールやアドレスをデータベース化して管理、整理、関連づけを行い、全メールの全文検索も瞬時に行えるようになり、ユーザがフォルダ分けやタグ付け、フィルタの管理を細かくする必要がなくなります。

誰でも簡単かつ確実に自分のメールを管理できるように、メールクライアントソフトがあなたの秘書になっていく第一歩、それが Thunderbird 3 なのです。

 

Mozillaでは、セキュリティやプライバシーは常に最優先事項として改善を続けると述べており、さらにフォントをダウンロードしてページを描画するWeb Fontsや、画面の大きさに応じて表示を切り替えるメディアクエリートなど、未来のWebを支える技術をサポートしていくと言及しています。

JavaScript エンジンを大幅高速化した Firefox 3 のリリース以降は特に、Web 標準技術による GUI ライブラリが続々と開発されるようになり、いよいよブラウザが本格的なアプリケーションプラットフォームとして利用される時代がやってきます。