Appleが、iTunes Storeにおいて、特定期間に指定アーティストのコンテンツを随時ダウンロードできる「iTunes Pass」という新たなデジタル配信サービスを開始しています。
これは、ある決められた期間中に特定のアーティストがリリースする楽曲やビデオなどのコンテンツが随時ダウンロード可能になるというパスであり、iTunes Pass限定の楽曲も含まれます(iTunes Passについて [iTunes])。
最初のiTunes Passの対象となったのは英国の人気オルタナティブ・ロックバンド「Depeche Mode」(デペッシュ・モード) で、期限となる2009年6月16日までの期間中に、4月21日リリース予定の12thスタジオアルバム「Sounds of the Universe」の全楽曲を含む、エクストラトラックやリミックストラック、ビデオなどが提供されます。
今回の価格は18.99ドルで、すでにニューシングル「Wrong」および新曲「Oh Well (Black Light Odyssey Dub Remix)」の配信が開始されています。
iTunes Passでは、すべての楽曲がDRMフリーの256kbps AACエンコーディング高音質となる「iTunes Plus」フォーマットで提供されます。
ただし、最終的に提供されるコンテンツは、ローンチ時に決められた作品のリリースを保証するものではなく、内容的に常に変動する可能性があるとのことです。さらに、パス提供期間終了から90日以内にダウンロードする必要があります。
今時点で、日本の「iTunes Store」からは購入できません。