iPhoneのカメラ機能はお世辞にも優れているとはいえないでしょう。
オートフォーカスや手ぶれ補正、フラッシュ機能、ズーム、マクロ、フィルター、セルフタイマー、連射、動画撮影などといった機能はデフォルトでまったく搭載されておらず、アプリケーションを立ち上げて5-8秒後にようやく撮影可能となる、バーチャルボタンをタップする(押す)だけの至ってシンプルな2Mピクセルカメラです。正直、というか事実、何世代か前の機能しか持っていません。
そんな現状のなか、GIZMODOでは、iPhoneのカメラ機能、というか能力、存在意義を見直させてくれるような写真をPhotocritic.orgがFlickrから100枚ピックスして紹介していると伝えています。
Photocriticによると、電車内で偶然撮影した窓に反射する本の写真があまりにもうまく撮れたため、iPhoneで撮影された写真を集めてみようと思い立ったとのこと。
ちなみに、モバイルデバイスのなかで、Flickrへアップロードする写真が最多なのは「iPhone」です。
今年6月または7月に発表されると噂さている次期iPhoneには、動画を撮影できるデジタルビデオカメラ機能やタイマー撮影、テレビ電話機能(Wi-Fi限定?)などが新たに追加されると予想されています。
しかしながら、画素数は2MPのまま据え置きの可能性もあり、デバイス本体の大きなスクリーンと優れた写真管理アプリのポテンシャルが生かしきれない可能性もあるようです。
もっとも、今回紹介した写真のように、ある限定的な条件下では、アートにも通ずるような写真が撮れなくもないわけです。