Webトラフィック解析サービスNet Applicationsは2009年3月のオンライン調査結果を発表しており、これによるとオンラインユーザに占めるApple Mac OSの割合は、2月の9.61%から3月は9.78%へ微増し、さらにSafariのシェアも2月の8.02%から3月は8.25%へとシェアを若干伸ばしていることが明らかになりました。
OS部門では、Microsoft Windowsが88.13%を占め相変わらず他を圧倒していますが、過去半年の動向をみてみると、Windowsのシェアが2.28ポイント減少しているのに対し、Mac OSは1.57ポイント増加し、Linuxは0.19ポイント増、iPhone OSは0.16ポイント増などとなっており、Windowsのシェアは緩やかながらも下降線をたどっているのが分かります。
注目すべきは、iPhone OSのシェアであり、3月には過去最高となる0.49%のシェアを得ており、1年前と比較すると3倍超のシェアを獲得していることになります。
Google Android OSは、iPhoneの1/7に当たる0.07%のシェアながらも、2月より40%増加しています。
Webブラウザ部門でも、Microsoft Internet Explorer(IE)が66.79%と他を圧倒していますが、MozillaのFirefoxが堅調にシェアを拡大して22.07%のシェアを占め、Google Chromeも過去最高となる1.23%となっています。
Safariのシェアは、過去最高となった1月の8.29%に肉薄する8.25%でした。
ブラウザのバージョン別で比較すると、IE 7が46.59%を占めトップで、以下Firefox 3.0は19.67%、IE 6は18.32%、Safari 3.2は4.06%、Safari 3.1は2.13%、Firefox 2.0は2.00%、正式版がリリースされたばかりのIE 8は1.78%、Chrome 1.0は1.16%、Safari 4.0は0.77%、Opera 9.xは0.67%などとなっています。
JavaScriptに注目が集まり、第2期ブラウザ戦争などと言及されている通り、IEはこの1年で7ポイントもシェアを失っています。