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iTunes Store – 新しい価格設定がヒットチャートに影響、1.29ドルの楽曲が苦戦

Engadgetでは、Billboardによると、Appleが先週「iTunes Store」の価格体系を一律99セントから、69セント/99セント/1.29ドルの3段階にして、新しいヒット曲を中心に一部楽曲を1.29ドルに値上げしたことを受けて、ヒットチャートにおいて安い楽曲の方がランク上昇率が高い傾向が確認されたとのレポートを伝えています。

 

これによると、4月8日には、iTunesトップ100のうち40曲が1.29ドルの価格設定で、残りの60曲が99セントでしたが、1.29ドルの楽曲が平均で5.3ランクほどポジションを下げたのに対して、99セントの方は平均2.5ランクほど順位が上がったとのこと。
さらに、翌9日も同様の傾向が続き、99セントの53楽曲は平均1.66ランク上昇したのに対し、1.29ドルの47楽曲は平均2ランクほど下降したという結果が出たそうです。

 

iTunes Storeにおける価格の設定は、レコード会社側によって選択され、一部ではDRMフリーで販売する権利と引き換えにAppleが値上げに対して妥協したようだと指摘されています。
一部楽曲の値上げが、レコード会社の収入アップに繋がるかどうかは不透明なままです。