最新iPod shuffle、iPodファミリでもっとも収益性が高いという結果に
BusinessWeekでは、電子機器マーケット分析会社iSuppli (アイサプライ) によると、最新の第3世代「iPod shuffle」を分解調査した結果、原価見積りは売値の28%相当に当たる21.77ドルに過ぎなかったと伝えています。なお、この金額には、各種部品をはじめ、ヘッドフォンとパッケージ費用が含まれています。
ほかのiPodファミリの原価と比較すると、例えば初代「iPod touch 」の原価は、売値299ドルの49%相当となる147ドルであり、第3世代「iPod nano」の原価は売値の40%であると試算されています。
今回のiSuppliの分析によれば、コストの半分以上をサムスン電子製部品が占めており、メインとなる半導体パッケージの中のSoC (system on a chip) が5.98ドル、フラッシュメモリが6ドルと見積もられています。
そのほかにも、「これまで見たことが無い」ほど超小型のリチウムイオン電池が1.2ドルなどとなっていて、On SemiconductorやNXP Semiconductor、Texas Instrumentsなども部品を供給していると見られます。
その他の小さな部品は、製造元を確認するのも困難なようですが、おそらくはAVXやVishay Intertechnology、Kemet、Rohmなどのコンポーネントも含まれているようです。