MacRumorsでは、米Gartnerが発表した2009年第1四半期のパソコン市場調査の速報値によれば、Appleの米国市場でのシェアは7.4%となり、これは2008年第4四半期の8.0%から0.6ポイント減、さらに前年同期比でも0.1ポイント減になっていると伝えています。
米PC市場でのAppleのシェア推移(2006年Q1-09年Q1)
同四半期のAppleの米国市場における出荷台数の伸び率は、前年同期比で1.1%減となっており、米国全体の0.3%減よりもマイナス成長でした。
Gartnerによれば、Appleが参入していない低価格のミニノートやネットブックが堅調だったため、業界全体での落ち込みが最小限にとどまったと指摘されています。
しかし、平均小売り価格が最大で20%も安くなったことを考慮すれば、Appleの出荷台数シェアは縮小したものの、収益性という面で捉えると、Appleはパソコン市場全体の平均値を上回っていると推測できます。
米PC市場でのメーカー別パソコン出荷台数(2009年Q1)
ほかに、Dellを抜いて首位に立ったHPは、2001年以来初となる1位。
また、前年から1.1ポイント伸ばしてシェアを6.6%とした東芝が、4位のAppleに迫る勢いです。