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iPhone OS 3.0 betaで確認されたいくつかの新機能

今年の夏に公開予定の「iPhone OS 3.0」正式版リリースに向け、ベータ版がすでに3版ほど開発者向けにシードされるなか、AppleInsiderでは、iPhone OS 3.0 beta において、Safariのウィンドウ操作やバッテリ残量表示、プッシュ通知機能設定、テキスト検出機能などいくつかの新しい機能や改善点が確認できたと伝えています。

 

Safariの「最後の1ページ」を素早く削除
新しいiPhone OS 3.0のWebブラウザ「Safari」では、最後のアクティブなウィンドウを削除する時に、わざわざ新しいウィンドウをひとつ開かなくても閉じることが可能になっています。

 

つまり、現バージョンのOSでは、8つのウィンドウ(最大)を開いている時に、7つのウィンドウまでは、左上の「x」アイコンで素早く閉じることができますが、最後の1ページはアイコンさえ現れません。よって、残った最後のページを閉じるには、「新規ページ」を作成しなければならず、その後で削除したいページに戻るという非効率な作業が求められます。
iPhone OS 3.0では、最後の1ページを閉じることが可能になっていて、「x」アイコンをタップすると、ページが閉じると同時に新しいブランクのページが素早く立ち上がるようになっています(下絵参照)。

バッテリ残量を%で表示
iPhone OS 3.0では、バッテリの残量をパーセントで表示するオプションが加えられそうです。
Springboardアプリケーション内のリソースファイルには、0〜9までの数字と「%」のPNG(画像)ファイルが、黒と赤のフォントカラーで計22個格納されています(下絵参照)。

おそらくは、メニューバーにバッテリのステータスを、(1)アイコンだけ、(2)残量(+表記)、(3)使用済み量(-表記)といった具合に切り替えられるようになると思われます。

 

プッシュ通知のオン/オフ設定
iPhone OS 3.0で搭載される新機能のひとつである「プッシュ型通知機能」の設定パネルでは、「サウンド」、「アラート」、「バッジ」という3タイプの通知方法が選択可能となっており、個別設定のほかに、全体を「オン/オフ」でコントロールできます(下絵参照)。

 

Data Detectors
メールアドレスや電話番号、住所などといったテキストの断片を自動で検出して認識する機能「Data Detectors」が搭載されることにより、認識されてリンク化された文字列をタップするだけで、電話番号をダイアルしたり、アドレスブックへ追加したりできるようになります。
この新機能は、新しいノートアプリケーションのほか、さまざまな新しいアプリで利用可能となっています。なお、文章のエディット中には表示されず、閲覧している時にのみ表示・利用可能となります(下絵参照)。

 

Appleは、新しい「iPhone SDK(ソフトウェア開発キット)」に、1,000以上の新しいAPIを提供することで、多機能なアプリケーション構築を可能にさせるとととに、今夏リリースされる「iPhone OS 3.0」において、コピー&ペースト機能、プッシュ通知機能、ボイスメモ、アプリ内決済、Spotlight検索機能など100超の新機能を追加するとアナウンスしています。
また、次期iPhoneでは、ビデオカメラ機能が追加され、高速無線LAN802.11nやFMトランスミッター技術がサポートされるとも噂されています。