ソフトバンクテレコムは、パソコンやiPhone 3Gからも接続可能な新しいリモートアクセスサービス「ULTINA Security Platform セキュアリモートゲートウェイ」の申し込み受け付けを開始したと発表しました。
「セキュアリモートゲートウェイ」とは、暗号通信プロトコルであるIPSecを利用し、パソコンやiPhone 3Gから、インターネットを経由してソフトバンクテレコムデータセンターや顧客拠点へのリモートアクセスを実現するサービス。
ソフトバンクテレコムのデータセンター内に専用のVPN機器を設置し、機器が持つFW機能や不正侵入検知サービス連携による不正防止IDS/IPS機能が提供されます。また、同社セキュリティプラットフォームサービス「ULTINA Security Platform」のRADIUS認証サービス、PKI認証サービスとも連携可能で、パソコンやiPhone 3Gから接続する際の個人認証や端末認証機能も利用できます。
同サービスでは、iPhone 3Gを使ったIPSecによるリモートアクセスを通信キャリアサービスとして初めて可能にしています。
起動や操作が簡単なiPhone 3Gを使うことで、パソコンを起動することが困難な場所(歩行中、車内、待ち合わせ場所など)からもリモートで社内業務アプリケーションにアクセスし、簡単にメール、グループウェアやデータベースなどを参照することができます。
従来は、IP-VPNなどで構築した社内のネットワークからインターネットに接続する場合、インターネット接続を目的とした回線サービスやゲートウェイサービスを利用する必要がありましたが、「セキュアリモートゲートウェイ」は、専用のVPN機器を経由して、社内からインターネットに接続する機能も備えているため、リモートアクセストラフィックとインターネットアクセストラフィックを一回線に統合が可能で、個々に回線を導入するよりもコスト削減が可能になります。
1ヶ月間の試用サービスが用意されており、2009年7月31日までに試用サービスに申し込めば、iPhone 3G端末の貸与も含めたサービスが1ヶ月間無料で提供されます。