樹脂ベースの先進複合材料をMacノートやiPhoneの外装に使用か=軽量・薄型設計が可能に
MacRumorsでは、Appleが2007年10月に出願して、米国時間4月30日に米国特許商標庁にて公開された特許申請書類によると、同社は、カーボンファイバー(炭素繊維)で強化したプラスチック素材(CFRP)を、製品の筐体に使用するプランを検討しているようだと伝えています。
CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)は、旅客機や宇宙航空機、F1レーシングカーなどにも使用されるカーボン繊維と熱硬化樹脂の複合材料のこと。
炭素繊維を重ね合わせることで、熱収縮・熱膨張が低く、軽量・高強度で衝撃吸収や耐久性に優れる性質を持っており、アルミに変わる素材として、Appleが目を付けたようです。
申請種類のなかで、カーボンファイバー素材(コンポジット材)の表面を、「スクリム」と呼ばれるグラスファイバー製の薄い層で覆う積層手法により、色や剛性の成形が可能となると指摘しています。
Appleは、MacBook Airなどの軽さや薄さをアピールする製品への導入をまず検討すると予想され、AppleInsiderによれば、MacBook Air現行モデルの重量1,363グラムを1,263へと、100グラム軽量化が可能だということです。