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「iMac EFI Firmware Update 1.4」ATI Radeon HD 4850搭載 新iMacフリーズの問題を修正

Radeon HD 4850を搭載したiMacユーザは、ようやくフリーズ連発の悪夢から解放される

 

新しいiMac(Early 2009)で、グラフィックカードにATI Radeon HD 4850を搭載したユーザが、頻繁にフリーズする状況を訴えていた件で、Appleは5月2日(米国時間)、この問題を解決するファームウェアアップデート「iMac EFI Firmware Update 1.4」(1.7Mバイト) を公開しました。
iMacユーザは、Mac OS X搭載のソフトウェア・アップデート機能経由で自動インストールできるほか、Appleのウェブサイトから直接ダウンロードして入手することも可能です。
Mac OS X 10.5.6以降に対応し、アップデーター適用後、自動的にシステムが再起動します。

 

これは、グラフィックプロセッサにATI Radeon HD 4850(512MB)を搭載した最新のiMacで、たびたびフリーズに見舞われて再起動を余儀なくされていた状況を改善するファームウェアのアップデートであり、使用ソフトウェアやOSに関わらず、つまりBoot Campの環境下でも問題が発生していました。あるユーザによると、1日に数回はフリーズすると報告されていました。

 

ATI Radeonシリーズを巡っては過去にも、2007年8月に発売されたiMacで、ATI Radeon HD 2600 Proが原因でフリーズする問題が発生しており、Appleはその後、同年11月にファームウェアアップデートを公開して問題を修正したこともあります。ATI Radeonシリーズとは相性が今ひとつではという声も聞かれます。

 

Appleによると、今回の「iMac EFI ファームウェアアップデート 1.4」では、Boot Camp使用時におけるスリープからの復帰に関する問題も修正されるそうです。つまり、NVIDIA製カードを搭載したiMacにも今回のアップデートは適用されます。
ファームウェアのインストールが成功してiMacに正しく適用されると、システムプロファイラのブートROMバージョンは「IM91.008D.B08」になるのでご確認ください。