トップ5にRIM製スマートフォン3機種がランクイン
AppleInsiderでは、米調査会社NPDが5月4日に発表した、2009年第1四半期(1〜3月期)の米国におけるスマートフォン市場調査報告によると、Apple製の「iPhone 3G」は、カナダResearch In Motion(RIM)製の「BlackBerry Curve 8300シリーズ」に次ぐ2位であったと伝えています。
この3ヶ月の間に、RIMの米スマートフォン市場シェアは、前期比15ポイント増の約50%と躍進する一方で、AppleとPalmはそれぞれ10ポイント減となり、ともに市場シェアを奪われる格好になっています。
Appleは、1〜3月期に379万台の「iPhone 3G」を出荷しましたが、RIMは12〜2月期にその2倍以上の780万台を出荷していました(米国外も含む)。
同四半期に、「iPhone 3G」を抜き去ってトップになった「BlackBerry Curve」は、携帯キャリア大手Verizon Wirelessによる「buy-one-get-one」(1台買うと無料でもう1台もらえる)プロモーションが奏功して、大きくシェアを拡大しました。また同端末は、低価格なうえ、米4大キャリアで利用できる点もシェア拡大の要因となったようです(iPhoneはAT&Tのみ)。
このキャンペーンにより、RIMのスマートフォンは、1位の「Curve」以外にも、3位に「BlackBerry Storm」、4位に「BlackBerry Pearl」を送り込むことに成功しました。
5位には、Google Android携帯であるT-Mobileの「G1」がランクインしています。
1 | RIM | BlackBerry Curve |
2 | Apple | iPhone 3G |
3 | RIM | BlackBerry Storm |
4 | RIM | BlackBerry Pearl |
5 | T-Mobile | G1 |
*NPD市場調査結果による *RIM=Research In Motion
携帯電話市場でのスマートフォンの占有シェアは、前年比6ポイント増となる23%へ上昇しており、厳しい経済状況のなかでも、Web閲覧やデータ通信機能に優れたスマートフォンの需要は高いといえます。