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Apple、3G通信技術者を募集=データ通信サービス同時加入での割引販売を検討

AppleがMac部門で3Gワイヤレスエンジニアを募集

 

AppleInsiderでは、Computerworldによると、Appleが、Macハードウェア部門で、3GワイヤレスWAN(Wide Area Network)を含む通信技術に精通したコミュニケーションQAエンジニアを募集していると伝えています。

 

これによると、Appleが募集しているのは、AirPort(802.11a/b/g/n)、Bluetooth 2.0、ギガビットイーサネット、3G無線WANなどのテクノロジを対象とした、ハード/ソフト/ドライバの開発を行う職務内容であり、単にサードパーティ製3Gカードのテスターを意味するようにも思えますが、一部では、AcerやDell製ノートPCのように、AppleがMacノート(またはネットブック)に高速3GワイヤレスWAN(3Gモデム)を搭載するのではないかとも指摘されています。

 

Appleのスティーブ・ジョブズCEOは昨年、13インチMacBook Airに3Gチップを組み込むことを検討していると認めながらも、特定のワイヤレスキャリアに限定されることを嫌って、結局、実現には至っていません。
しかし、米キャリア大手のAT&Tは、3Gデータプラン同時加入でノート端末料金を大幅に割り引いて販売する方法について、Appleと協議していることを認めています。
Appleは、特定のワイヤレスブロードバンドチップをノートに組み込みたく無いとされる一方で、外付けのUSBデータ通信カードと同時購入で、Macノートを割引販売する方法においては話が進んでいる模様であり、この方法であれば、ワイヤレスブロードバンドプロバイダを顧客が自由に選べることになります。

 

以上のことから、Appleは、3GワイヤレスWANをMacBook(またはネットブック/MID/PDA・タブレット)に組み込むための技術者を募集しているという訳ではなく、Macプラットフォームで無線ブロードバンドUSBモデムとソフトウェアドライバのパフォーマンスを向上させたいという意図があるように思えます。