Psystar、ネットブックを含むMac OS X搭載の格安ノートブックを開発中?
MacRumorsでは、Intelベースの「OpenComputer」にMac OS X Leopardを無許可でプリインストールして販売している米MacクローンメーカーPsystarが、ラックマウントサーバを含むニューモデルを発表しており、さらにネットブックを含むモバイルノートマシンを開発中かもしれないと伝えています。
Psystarは、昨年4月14日から、Mac OS X Leopardをプレインストールした安いコンピュータの販売を開始しましたが、Appleは同年7月に、「Mac OS X」のエンドユーザ使用許諾契約(EULA)に違反しているとしてPsystarを提訴。
その後、昨年8月には、PsystarがAppleを独占禁止法違反などで反訴提起するなど、両社の法廷での対立が続いていました。
独禁法抵触については、昨年11月にPsystar側の主張が法廷で退けらましたが、「正当に購入したMac OS Xを付属して販売しているだけ」と反訴理由を修正。
今年2月には、Appleが不法に競争を阻害していると主張した反訴の一部は却下されたものの、著作権乱用を主張した反訴理由の修正を認める判断が示され、裁判は今年11月9日に開始される予定になっています。
Psystarは、このような法廷での争いが続くなかでも、製品の販売を継続しており、今後、ネットブックを含むモバイル版の発売も計画しているようだとされています。
また最近では、Boing Boing Gadgetsが安価なネットブックと「Mac OS X」との互換性チャートを掲載したり、Wiredが「Eee PC」に「Mac OS X」をインストールする方法を紹介するなど、非Apple製品に「Mac OS X」を搭載する、いわゆる「Hackintosh」がブームになっています。
Boing Boing Gadgetsのチャートで、全ての機能動作が確認されているDellのミニノート「Dell Mini 9」は、特に、Hackintoshに適するネットブックとして知られています。
また、Apple自身でさえも、タッチスクリーンを搭載したネットブックを開発中であると、米大手メディアを含むさまざまなサイトで指摘されています。