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Mac OS X 10.6 Snow Leopard=3GワイヤレスWANハードウェアを標準サポートか

Snow LeopardでWWANをネイティブサポート、WWDC 2009で発表か

 

AppleInsiderでは、次期Mac OS X「10.6 Snow Leopard」について、デベロッパ向けの最新ビルド版で、システムプロファイラのシステムネットワークの中に、BluetoothやAirPortと並んで「WWANWireless Wide Area Network)」という項目があり、「Snow Leopard」で3GワイヤレスWANを含むWWANサービスを標準でサポートするという具体的な証拠になると伝えています。

Appleのスティーブ・ジョブズCEOは昨年、13インチの「MacBook Air」に3Gチップを組み込むことを検討していると認めましたが、特定のデータ通信会社にサービスが限定されることを避けたいという理由で実現に至っていません。
しかしその後、世界的な不況となり、PC市場も打撃を受けていますが、唯一ネットブックのカテゴリだけは高い成長率をみせており、特に、ネットブックとモバイルデータサービスをセットにし、インセンティブ制度を取り入れた販売手法は顧客に広く受け入れられて人気を博しています。

 

Appleは表面上、ネットブックのカテゴリには興味を示していないものの、「iPhone」では、インセンティブ制度を取り得れ、キャリア側が報奨金を支払う手法で世界的に成功を収めています。

 

今週に入って、AppleがMacハードウェア部門で、「3GワイヤレスWAN(Wide Area Network)」を含む技術(AirPort [802.11a/b/g/n] 、Bluetooth 2.0、ギガビットイーサネット)に精通した、3G通信技術者を募集していることが伝えられましたが、その後、この募集の件が多くのサイトで報じられると、Appleはすぐにこの採用情報をサイト上から削除しました。
このことは、3GハードウェアをMacに搭載する計画があるという手の内を暴露し過ぎているとみたのかもしれません。
さらに、Appleは、特定のワイヤレス・ブロードバンドチップをマシンに組み込むかどうかは不明ながらも、3ヶ月以上もの間、少なくとも4つ以上の採用情報を同社Webサイト上に掲載し続けています。

 

AT&Tは今年1月、データプランと同時加入でデバイス本体を大幅に割り引いて販売するインセンティブ販売について、Appleと協議しているとを認めており、MacBookファミリーに高速3GワイヤレスWAN(3Gモデム)を搭載するのではないかと噂されました。

 

今回、「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」のシステムプロファイラで、WWANへのサポートが含まれていると発見されたことで、3G Wireless WANのサポートをAppleがテストしていることが明らかとなり、今後、6月に開催されるWWDCの場において、ワイヤレス技術に関する新たな発表が行われる可能性が高そうです。