DIGITIMESでは、市場調査会社Strategy Analyticsによると、2009年の世界におけるGoogle Android搭載スマートフォンの出荷台数は、オペレータ、ベンダー、および開発者のサポートのもと、前年比で900%の成長をみせると予想していると伝えています。
同社によれば、スマートフォン市場でAndroidに次ぐ成長をみせるのが、Appleの「iPhone OS」であり、79%の成長率が予想されています。
同社シニアアナリストであるトム・カン氏によれば、2008年後半にHTC製「T-Mobile G1」として米国でデビューしたAndroid搭載スマートフォンは、2009年には徐々に欧州やアジアにおいて勢力を拡大しつつあり、昨年の実績が少ないこともあって、Appleの「iPhone」プラットフォームを成長率で大きく引き離すだろうとのこと。
また、同社ディレクターであるニール・モーソン氏は、セミオープンソースのAndroidプラットフォームにおける開発が、比較的安くすむライセンスモデルを構築しているのに加えて、Googleからのクラウドサービスへのサポートもあって、HTCやMotorola、Samsung、T-Mobile、Vodafoneなどといったメーカーが相次いでAndroid OSのサポートを推進したと指摘しています。
同氏はさらに今後2-3年内には、「Android」がスマートフォン市場シェアで上位に躍り出るだろうとも予想しています。