AppleInsiderでは、市場調査会社Piper JaffrayのApple担当アナリスト ジーン・マンスター氏が、来月8日にキックオフとなるWWDC09では、新型iPhoneは発表されず、スティーブ・ジョブズ氏が復帰する6月下旬か7月上旬に発表されるだろうと予想した件について、著名なブロガーDaring Fireballのジョン・グルーバー氏が、iPhoneがWWDCで発表されるのは、おそらく今年のAppleの予想のなかでもっとも簡単で明白なことだと述べ、昨年同様今年もWWDCでデビューするはずだと指摘したと伝えています。
グルーバー氏はさらに、新型iPhoneに搭載されると予想されるデジタルビデオカメラ機能やデジタルコンパス機能に言及し、ハードウェアに搭載される新機能の新しいAPIをセッションで取り上げるなら、まずはハードウェアを発表しなければならないだろうと主張しています。
また、Appleは、iPhone発表から発売までの期間を3-4週間程度開けることや、強力なライバルとなるであろうPalmがPalm PreをWWDC開幕直前にリリースすると予想されている点なども考慮していると思われます。
しかし一方で、スティーブ・ジョブズCEOの手によって、新型iPhoneが発表されるべきだと考えている人が多いのも事実だといえます。
現時点で明確な手がかりは少ないものの、Appleがこの半年の間、ジョブズ氏抜きでもある程度ウマくやって来たことは認めざるを得ません。もっとも、陰で操っているのはジョブズ氏だとされていますが。