iPhone、制限付きでサードパーティアプリにバックグラウンド稼働許可へ=道は険しい
MacRumorsでは、Silicon Alley Insiderが聞いた噂として、以前から指摘されてきた次世代「iPhone」におけるバックグラウンドでのアプリケーション動作の解放について、ユーザが選んだ任意のアプリ2つを同時に稼働させることを可能にするプランと、Appleにより許可されたアプリのみ動作させることが可能になるプランの2点を検討しているようだと伝えています。
Appleは現在、サードパーティ製アプリに対して、バックグラウンドで動作する機能を提供しておらず、あるアプリ使用時には、ほかのアプリは完全にシャットダウンされます。
Appleは、許可制にすることで、OSとの相性を確認したり、重い動作のアプリを否認したりできるようになります。
また、Daring Fireballでは、Macworld Expoの時に伝え聞いた話として、iPhoneで頻繁に使うアプリを格納するとても改良されたDockが搭載され、そのなかの特別なポジションに据えられた1つのアプリにだけ、バックグラウンド動作を許可するようだと伝えています。
また、Appleはこの機能に取り組んでいるものの、現状で問題になっているのは内部メモリの少なさだとも言及されています。
しかし、音楽を聴きながらゲームをプレーしたり、メールをチェックすると動作が鈍ったりする現状から見て、何かしらの制限は必要であると思われます。
また、次期iPhoneにプッシュ型通知機能(Push Notification)が搭載されるなか、これ以上バックグラウンド動作が増えることによって、バッテリ駆動時間減への影響も予想されます。
また、サードパーティ製アプリのバックグラウンド動作機能は、WWDC ’09には間に合わず、なにか発表されたとしても去年のプッシュ通知機能の二の舞になりうだろうという指摘もあります。
プッシュ通知機能は、アプリケーション自体がアクティブではない状況においてもバックグラウンドで通知を得る事ができる機能で、「サウンド」、「アラート」、「バッジ」という3タイプの通知方法が選べるようになる予定です。