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チャイナユニコム、今日から中国で3G携帯電話サービスを開始

中国でのiPhone発売は、初秋にチャイナユニコムからと予想

 

FORTUNEは、世界電気通信及び情報社会の日(World Information Society Day)にあたる5月17日(日)に、中国初となるW-CDMA方式の3Gネットワークサービスが、同国第2の携帯電話通信キャリアであるチャイナユニコム(中国聯通)により、試験的に運用が開始されると伝えています。

 

6億4,000万ユーザ数を抱える世界最大の携帯電話市場を巡っては、昨年来、同国最大の通信キャリアであるチャイナモバイル(中国移動)とAppleが、iPhone導入に関して断続的な交渉を行って来たとされましたが、売上の一部をAppleに支払うロイヤルティ協定や通信方法の相違などの問題があり交渉が難航、今年の2月にはライバルのチャイナユニコム常小兵社長が、iPhoneの発売に向けて特別チームを編成したことを認めていました。

 

1億3,500万ユーザ数を抱えるチャイナユニコムが今日スタートさせるのは、iPhone 3GがサポートするW-CDMA規格の3Gネットワークで、今年秋以降の本格始動を前に、全国55都市で試験運用がスタートします。
一方、4億7,700万ユーザ数を抱えるチャイナモバイルは、独自開発の3G規格TD-SCDMAを構築していることから、同ネットワークにiPhoneを導入するには、新しいモデムチップセットを搭載するか、3Gに対応させないようにするしか方法はありませんでした。

 

iPhonAsiaのダン・バターフィールド氏によれば、Appleは次期iPhoneの発表前に、中国でのiPhone発売を発表することはないと指摘しています。
同氏によると、iPhoneが中国で7月1日より前にリリースされることはなく、さらに、2009年半ばから夏の終わりにかけて正式なリリースはおそらく無いだろうと予想しています。
つまり中国では、秋以降に、チャイナユニコムからiPhoneがリリースされるという可能性が高いことになります。もっとも、アナウンスメントはその前に行われるかもしれません。

 

市場調査会社Piper JaffrayのApple担当アナリストであるジーン・マンスター氏は、中国市場向けに、容量や機能を抑えた安価なモデルが用意されるようだ予想しており、同氏もまた、9月頃までには、中国市場にiPhoneが投入されるだろうと指摘しています。