Apple News | Tsugawa.TV

iPhoneの複数モデル戦略、焦点はソフトウェアに

iPhone複数モデル化、ハードウェアではなくソフトウェアで色分け?

 

MacRumorsでは、Register Hardwareによると、先週行われたApple幹部と投資銀行米Oppenheimer & Co.のアナリストとの会合において、iPhoneは今後、地域や状況に応じて異なったモデルを提供するというオプションが検討されており、その色分けとして主にソフトウェアがフォーカスされることになると指摘されたと伝えています。

 

Oppenheimer & Co.のアナリストYair Reiner氏によると、この会合でApple幹部は、iPhoneの市場シェア拡張のオプションプランとして、機能性を高め、低価格モデルの投入や発売地域の拡張および状況に応じて異なったモデルを提供することなどにより、大幅な成長が見込めると述べたということです。
さらに、iPhoneの複数モデル化に関しては、ソフトウェアに焦点を当てた区分けになるだろうと指摘したとされています。
このことから、iPhoneの複数モデル化は、ハードウェアベースになるのではなく、ソフトウェアベースでの色分けになるのかもしれないということです。

 

ほかに、iPhoneを異なるハードウェアとして提供する一方で、機能の一部をソフトウェアベースでコントロールすることにより差別化を図る、というニュアンスにもとれます。

 

また、これに先立って行われたKaufman Bros.との会合では、Appleは中国市場でのiPhone投入に強い意欲を示したということです。
Apple幹部によると、中国では「マルチキャリア戦略」も視野に入れており、チャイナユニコムに加えてチャイナモバイルからもiPhoneがリリースされるかもしれません。
地域ごとに異なるタイプのiPhoneが投入される噂は、世界トップの携帯電話ユーザ数を誇る中国でまもなくiPhoneがリリースされる噂とタイアップしているとも考えられます。