ネットブック販売への足がかりか、米スーパーでMac販売
AppleInsiderでは、世界最大のスーパーマーケットチェーンである米ウォルマートが、AppleのMacコンピュータの販売を行う計画を立てていると伝えています。
アーカンソー州に本部を置く世界最大のスーパーマーケットであるウォルマート(Wal-Mart)は今週、食料品を併売する2,600のスーパーセンターを含む約3,500店舗において、電化製品売り場の大改修を行っているようです。
これは米家電小売Circuit Cityの店舗閉鎖によって生まれる、大型テレビ販売の需要を狙う位置づけとされていますが、テレビ以外にも任天堂ゲームやApple製コンピュータなどの人気ブランドを取り扱うようだとされています。
Barclays CapitalのアナリストBen Reitzes氏は、すでに販売が行われているiPodやiPhone、Macアクセサリ以外にも、Macラインのうちの一部(599ドルのMac miniや999ドルのMacBook)を取り扱うだろうと指摘しています。
さらに現在、Macを取り扱っているストアは世界で10,000カ所に満たないとされているなか、ウォルマートの店舗の多くが郊外にあるため、Apple直営店とエリアがかぶることが少ないようです。
Reitzes氏は、ウォルマートの棚に並ぶ商品として、Appleが年内にもリリースすると噂されている小型のタッチスクリーデバイスなどが含まれる可能性があるとも言及しており、Appleがネットブックのカテゴリへ参入する足がかりとして考えられているのかもしれません。
いずれにせよ、Appleにとっては、Macの売上を後押しすることにつながりますが、今後は販売員の確保や教育強化などがひとつの課題になると思われます。