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MacクローンメーカーPsystarが自己破産=民事再生を申立て

AppleInsiderでは、Intelベースの「OpenComputer」に「Mac OS X Leopard」を無許可でプリインストールして販売していたMacクローンメーカー米Psystarが、フロリダ州南部地区の連邦破産裁判所に米連邦破産法11章(Chapter 11)の適用を申請したと伝えています。負債額は25万9,000ドル。

 

Psystarは2008年4月14日から、「Mac OS X Leopard」をプリインストールした格安のコンピュータを販売しており、2008年7月には、Appleが、「Mac OS X」のエンドユーザ使用許諾契約に違反しているとして同社を提訴していました。
2008年8月には、Psystarが、Apple側を独占禁止法違反などで反訴し、同年11月にPsystarの主張は退けられたものの、今年2月には著作権乱用を主張した反訴理由の修正が認められ、今年の11月9日に裁判が再開される予定でした。

Psystarは、破産申請(上記)理由について、世界的不況により、仕入れ環境が悪化し、さらに売上が伸びず資金繰りに困窮したとしています。
6月5日に破産裁判所で同社の破産保護手続きの協議が行われ、債権者の名前も明らかになるようです。
今回の破産申請により、Appleとの裁判も一時保留されるかもしれませんが、今後裁判を継続するのは資金的にも困難かもしれません。