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「iPhone 3G S」国内外メディアや専門家の反応

iPhone 3G S

「iPhone 3G S」への様々なレスポンス

 

Appleが同社スマートフォンiPhoneの最新版「iPhone 3G S」をアナウンスして24時間以上経過するなか、国内外の多様なメディアや専門家の受け止め方をピックスしてみました。

 

FujiSankei Business i.
100万台突破は確実と言われながらも、1年近くたった現在でも70万台程度にとどまっている模様だとしたうえで、

NTTドコモなどもスマートフォンで攻勢をかける中、新型が救世主になるかは微妙だ

と厳しい見方。

 

New York Times
動画撮影が可能となり、さらにYouTubeとの連携が強化された点を特に評価して、

Appleは一般の人々がメディアに参加するシチズンジャーナリズムの時代に、革新的な手法を取り入れた

と指摘して、民間人がニュースやメディアなどに影響を与えることになると分析。

 

CNET.com
YouTubeへの動画投稿が激増することが予想されることから、

YouTube(Google)の損失拡大につながる恐れがある

と指摘。

 

■ 市場投資会社Piper Jaffray
Apple担当アナリストであるジーン・マンスター氏は、

(米国での)価格が50%オフとなったことで需要は2倍になる。今後3四半期に渡って、出荷台数増が見込める

と価格設定を評価。

 

PC Watch
米AT&Tやソフトバンクが対応しないインターネットテザリング機能について、

会場を失望させたのは、ティザ機能を取り上げた時のことだ

と現地WWDC 09会場の落胆ぶりを報じる。

 

■ 米証券大手モルガン・スタンレー
アナリストであるキャスリン・ユベルティ氏は、

(米国での)低価格設定と早期出荷を評価。高い需要が見込める

と述べ、Appleの株価上昇にも影響を与えると分析。

 

ITmedia
WWDC 09基調講演後に行われたグループインタビューセッションで、iPhone 3G Sに触れる機会を得たラッキーな記者の話として、

(音声コントロールの)あまりにもスムーズな反応に、部屋にいた日本人のプレスもアップルのスタッフも、思わず歓喜の声をあげてしまった

と音声(ボイス)コントロールが目玉機能のひとつになることを指摘したうえで、iPhone 3G Sの外観について、ただ1つだける現行モデルとの相違点を

iPhone 3Gの背面では、クロム仕上げのアップルロゴマークが鏡のような光沢を放ち、その下にある「iPhone」などの文字はグレーの目立たない色で描かれていたが、「iPhone 3G S」では、この製品名や容量、そのほかの文字表示も、ロゴと同じクロム仕上げになっているのだ。ちなみにこれは「iPhone 3G」でもそうだったが、「iPhone 3G S」といった正式な名称は書かれておらず、単にシリーズ名の「iPhone」とだけ書かれていた

とレポート。

 

CNET
テザリングやMMSが現地キャリアAT&Tがサポートしないことに対して、

Worldwide Developers Conference(WWDC)の基調講演中、聴衆の間から不満のつぶやきが聞こえ始めた。間もなく登場する「iPhone」のソフトウェアアップデートで利用可能となる、最も求められてきた機能のいくつかが、米国のキャリアAT&Tでは当初サポートされないというのだ。

と厳しく批判。

 

The Wall Street Journal
価格設定が非常にチャンレジングかつアグレッシブであると指摘し、

特に99ドルに価格が引き下げられた「iPhone 3G」は、最大で50%の需要増が見込める

というアナリストの分析を掲載。

 

英BBC
Wired Magazineのジャーナリストであるスティーブン・レビィ氏の分析として、

「one more thing」が欠けており、驚くべきことが起きなかった

と革新的要素の欠落に言及して、

ライバル「Palm Pre」の方がマルチタスキング(複数プログラムを同時に実行させること)に関してはiPhoneより優れている

と指摘。

25年間AppleをフォローしているNeedham & Companyのチャーリー・ウルフ氏は以下のように指摘(動画参照)。

従来機となる「iPhone 3G」の値下げで、スマートフォン市場での競争力がアップする。Appleはハードウェアよりソフトウェアに焦点を当てている。