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新しいMacBook Proのベンチマークテスト

Macworldが、新しい「MacBook Pro」ファミリーの詳細なベンチマークテストを実施しています。

 

今回テストされたのは、今週発売開始になったばかりの新しい「MacBook Pro」計6台で、従来モデルやiMacとの比較も行われています。

 

 

■ 13インチMacBook Pro

 

2.53GHz(メモリ4GB)MacBook Proは、2.26GHzモデル(同2GB)より総合的に12%超高速であり、Photoshop CS 3やCinema 4Dでは約21%高速という結果になっています。
2.26GHzモデルのメモリを4GBに増設した場合、2GBメモリ搭載時と比較してほとんどスピードの差は生じないものの、Photoshop CS 3のスコアが約10%向上します。
また、2.26GHzモデルは、従来モデルとなるユニボディの13インチMacBook(2.0GHz/2GB)より総合的に約12%高速になっています。

 

さらに、新しい2.26GHzモデルは、白ポリカの2.13GHz MacBook(現行モデル)より7.5%の高速化を実現しており、特に3Dゲームでは搭載メモリ仕様の違いもあって大きな違いが生じています。
13インチMacBook Pro(2.53GHz)と15インチMacBook Pro(2.53GHz)の比較では、総合的な速度比較ではほとんど違いが無い(1%未満)という結果になっています。

 

 

■ 15インチMacBook Pro

 

15インチ2.66GHzモデルと15インチ2.53GHzモデルでは、総合的な速度差は少なかったものの、GPUの違いから3Dゲームでは大きな差が生じており、「Quake 4」のフレームレートで2.66GHzモデルの方が約2倍高速であるという数値が出ています。
2.8GHzモデルは2.66GHzモデルより総合的に約7.5%高速で、2.53GHzモデルは、旧15インチ(2.4GHz)より6%高速になっており、PhotoshopとCinema 4Dでも約7%高速化を実現しています。
しかし、旧2.4GHzモデルの方が新2.53GHzモデルよりGPUが高速なため(GeForce 9600M GT)、3Dゲームでは新モデルより高速になっています。
また、新しい2.66GHzモデルは旧2.4GHzモデルより総合的に8%高速になっており、3Dゲームでも高速なフレームレート数値を出しています。
2.8GHzモデルは、2.66GHzモデルより約8%高速で、Photoshopでは9%高速化を実現しています。

 

 

■ 17インチMacBook Pro

 

新17インチ(2.8GHz)モデルは、旧17インチ(2.66GHz)モデルより約3%高速になりましたが、同じクロックスピードプロセッサを積む新15インチ(2.8GHz)モデルの方が若干速いという結果になっています。
PhotoshopやCinema 4Dのテスト結果は同じでしたが、MPEGエンコード所要時間は15インチの方が高速でした。
また、24インチiMac(2.66GHz)との比較では、iMacの方が2.8GHzモデルより総合的に9%以上高速でした。
プロセッサ速度ではMacBook Proの方が高速なためCinema 4Dなどでは速いという数値が出ましたが、HDD回転速度(5,400 rpm)はiMac(7200 rpm)に劣るため、Finderでのデータ圧縮解凍速度はiMacの方が速い結果になっています。

全体的にみて、新モデルは旧ラインアップより速度がかなりアップしており、さらにコストパフォーマンスもアップしています。
また、新しいMacノートファミリーは、全モデルがバッテリ内蔵型となって駆動時間がアップし、リサイクル性の高いアルミニウム筐体を採用、エネルギー効率の高いLEDバックライトディスプレイを標準装備することで、環境に優しいとされるEPEAT Goldに認定されており、Energy Star 5.0にも準拠しています。

 

 

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